猪絵旗指物
中世に当地方を治めていた真壁氏が戦場で用いたもので、戦国時代の作と思われます。大きさは縦146cm、幅180cm。猪の体部は墨で濃淡をつけて描かれ、目は金と赤、耳・鼻孔・口は赤で着色されています。武士の守り本尊である摩利支天が猪に乗る、とされており、それを意匠化したものとも考えられます。白絹地に描かれおり、経年劣化が進んでいたため、近年保存修理をしました。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました