三春張子人形《玉兎》(たまうさぎ)
三春張子人形の里、高柴デコ屋敷(江戸時代は三春藩領でしたが、現在は郡山市です)で、長年作られ続けてきた人形で、うさぎが草むらの中でちんまりと丸まっているような姿から、玉兎と呼ばれています。派手な模様は、菊や牡丹の花を表すと言われています。丸い目に丸い尻尾が愛らしく、昔から人気があります。本資料は、昭和30年代に作られたものと思われます。白いものは、胡粉だけを塗った絵付け前のもの、向って右手の着色されているものが完成品です。作者不明です。
担当者からのコメント
こんなに愛らしい張り子の動物はなかなかいないのでは、と思います。
親ばかですみません。