子牛 石川寒巌 1931年
栃木県立美術館
本作品は第10回日本南画院展に出品された、石川寒巌の晩年の作です。石川寒巌は栃木県黒羽町(現・大田原市)に生まれ、日本画と洋画を学んだ画家です。
南画の伝統のなかにも写実性を取り入れ、独自の南画の確立を目指しました。本作品は写実的な牛の描写と、装飾的な構図が同居しています。
担当者からのコメント
1月16日(土)から3月21日(日)まで開催の企画展「栃木における南画の潮流―文晁から魯牛まで」に出品されますので、《子牛》そして魯「牛」にも会いに来てください。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました