狗子図円山応挙 安永7(1778)年
円山四条派の始祖・円山応挙の作品。雪の中で仲良く戯れる3匹の子犬を描いています。ころんとして柔らかそうな子犬の体の表現や、それぞれのポーズ、かわいらしさを、少ない筆数(減筆法)で見事に描き出しています。対象をよく観察してその特徴を鋭くとらえ、質感描写にも優れた作者の技量が伺えます。
担当者からのコメント:当館のコレクションの中でも人気の作品です。かわいらしい子犬たちに癒されてください。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました