《唐犬図》

この作品の応援メッセージを見る

唐犬図橋本関雪 1941(昭和16)年頃

足立美術館

右の白と黒の斑がボルゾイ、左の二匹がグレーハウンド。「唐犬」とは舶来の犬という意味である。関雪は動物をたくさん飼っており、洋犬は30頭もいたという。画中の犬の首輪から推察すると、飼い犬をモデルに描いたのかもしれない。関雪の制作は犬を飼っているうちに画心を醗酵していくというやり方で、作品にする時はもう犬を見なくても、すでに頭の中で形が出来上がっていたという。時間をかけて動物を観察し続ける関雪の姿が目に浮かぶようである。

担当者からのコメント:関雪は昭和に入ると動物画を描くようになります。関雪の動物画は、まるで人間のように何か考えているような表情や、繊細に描かれた毛の表現が特徴です。「毛描きの関雪」と呼ばれるように、思わず触れたくなるような、柔らかな犬の毛並みにご注目下さい。本作は、現在開催中の冬季特別展にて展示中です(2/28まで)。

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
静岡県
鎌倉 報国寺 学芸員募集(正職員) [報国寺]
神奈川県
【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー) など]
東京都
公益財団法人日本博物館協会 事業部門マネージャーの募集 [公益財団法人日本博物館協会]
東京都
東京国立博物館アソシエイトフェロー(日本考古/書跡・歴史資料)募集 [東京国立博物館(台東区上野公園13-9)]
東京都
展覧会ランキング
1
国立西洋美術館 | 東京都
西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
開催中[あと67日]
2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
2
東京国立博物館 | 東京都
イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
開催中[あと123日]
2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
3
東京都美術館 | 東京都
ミロ展
開催中[あと95日]
2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
4
ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) | 東京都
ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
開催中[あと158日]
2025年3月8日(土)〜9月7日(日)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
開催中[あと74日]
2025年3月15日(土)〜6月15日(日)