豹狼の足跡(写生道中記より)丸山晩霞 制作年不詳
丸山晩霞記念館「写生道中記」とは、10枚の墨絵を巻子にしたもので、本作のほかに、≪大蛇に遭う≫、≪手洗いの急坂を下る≫、≪梅雨午睡の光景≫など、写生旅行に起こったハプニングや仲間との笑い話などを戯画風に描いたものです。今風にいえば「ゆる〜い感じ」です。
本作は、雪中に大きな犬の足跡を見つけた丸山晩霞ら一行が、おおげさな心配からか、または冗談交じりに「豹狼」としたものでしょう。
担当者からのコメント:2018年10月中旬より、丸山晩霞生誕150周年記念展を開催予定です。