土佐和紙漆喰張り子 こだき申草流舎 田村多美氏 2015年
高知県ならではの素材を活かした張り子人形です。土佐和紙を何重にも張り重ねて作られており、丸みを帯びた姿をしています。弁柄や柿渋、泥藍などに土佐漆喰を混ぜた絵の具は独特の淡い彩色を生み出しています。2016年の年賀切手のモデルになった猿です。
担当者からのコメント:作者の田村多美氏には、2011年から講師として当館の張り子の絵付のワークショップでお世話になっています。作り手から直接指導してもらえ、参加者がそれぞれの表情の張り子人形を作る体験講座は好評です。2016年1月2日からの当館企画展「おさるの楽園」のコラボ展「土佐和紙漆喰張り子の動物園」に展示します。