西遊記小杉放菴 1950(昭和25)年頃か?
小杉放菴記念日光美術館中国の唐の時代、玄奘三蔵が大乗経典を求めるため、孫悟空、猪八戒、沙悟浄とともに幾多の困難を乗り越えながら天竺を目指す物語として、日本でもよく知られる中国・四大奇書の一つ『西遊記』をテーマに描いた日本画。雲に乗った孫悟空が、岩山の上を颯爽と飛行する場面を描いている。
担当者からのコメント:小杉放菴は、若い頃から『西遊記』を愛読していた。自ら文章と挿絵を手がけた『新訳絵本西遊記』の刊行をはじめ、いくつもの作品で『西遊記』を題材にしている。