鈴(れい)作者不明 江戸時代
富士講の道者が身に着けていた信仰用具。暦の上で60年に1度巡ってくる庚申年は富士山の御縁年とされています。申(猿)は富士山の使いとして、御師が配るお札(ふだ)等の資料に多く用いられていました。1860(万延元)年は庚申年にあたり、鈴の持手に申をあしらったものが流行したといわれています。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました