動物象形壺コスタリカ南部出土 古典期末期~後古典期(800~1500年)
BIZEN中南米美術館メソアメリカ文明圏とアンデス文明圏の狭間=中間領域で作られた、猿をモチーフにした土製酒器。
担当者からのコメント:「うわっ、またやっちゃった。枝のてっぺんにあった木の実を食べ残した!」と言っているのか、はたまた「聞かざる」を決め込んでいるのか。そんなユーモラスな格好をしたお猿さんの両腕には、酒器の持ち手としての機能性も持たせています。デザイン性と機能を兼ね備える作品作りを競った古代中南米の工人たち。これはその一作品例です。