2021年夏のおすすめ展覧会、全国版ではいつものように日本各地で行われる注目の展覧会をご紹介します。
まずは、6月27日にリニューアルオープンする滋賀県立美術館から。開館記念展は、人間の世界の戦争や紛争、家の諍いなどテリトリーをテーマにした「Soft Territory かかわりのあわい」展。
大阪南港ATC Galleryで開催される「ティラノサウルス展」ではティラノの全身復元骨格が5体も集結。NAKEDによる大型コンテンツも楽しみです。
博物館でゲームセンターを体験できるのは、名古屋市博物館「ゲーセンミュージアム」展。スペースインベーダーやピンボール、パックマンなど懐かしのゲームをお楽しみいただけます。
ジブリ好きの方なら、2022年に愛知に開園予定のジブリパークはチェック済みでしょう。開園まで1年をカウントダウンした「ジブリの大博覧会」が、愛知県美術館で開催。
札幌芸術の森美術館では「アート×コミュニケーション=キース・ヘリング展」。グラフィティのスーパースター、キース・ヘリング。没後30年が過ぎても、その作品は人々を魅了し続けています。
九州国立博物館では「皇室の名宝展 皇室と九州をむすぶ美」。九州各地から献上された品々などで、皇室と九州の深いつながりを紹介。皇室のコレクションが九州でまとまって公開されるのは初めて。
島根県立石見美術館から巡回が始まるのは「杉浦非水 時代をひらくデザイン」。三越呉服店の図案部でポスターやPR誌のデザインを担当、日本の商業デザインの近代化に大きく貢献しました。
「怖い絵」は話題になりましたが、秋田県立美術館では「怖い浮世絵展」。夏といえば怪談話。江戸時代の終わり頃に「怖いもの」に対する関心が高まり、絵師たちも腕を競いました。
近代の京都画壇が生んだ不世出の女性画家、上村松園。京都市京セラ美術館で二度目の「上村松園」展では、最初期から絶筆までの約100点の代表作が集結。
近畿地方でもうひとつ紹介したいのが「奈良博三昧」展。日本で2番目にできた国立博物館・奈良国立博物館の仏像や仏画、古写経をはじめとする日本仏教美術1400年の歴史を紹介します。