愛知県美術館で「ジブリの大博覧会 ~ジブリパーク、開園まであと一年。~」が始まりました。
2015年に愛・地球博記念公園で初めて開催され、それから5年間、国内各地を巡回し、バージョンアップして、“ふるさと”愛知に帰ってきました。身近なジブリファンの間でも、楽しみにしている方ばかりです。
博覧会の大きな垂幕 ©Studio Ghibli
博覧会の見どころ
見どころは、圧倒的な作品点数、スケール感とリアリティだと思います。ジブリ作品の独特なキャラクターだけでなく、制作過程の資料なども多数出品されており、映画作品が完成するまでの紆余曲折をうかがうことができます。
会場風景 ©Studio Ghibli
動きのある作品も出品されています。下の写真の、空飛ぶ船は、有機的な形の集落の上を、ゆっくりと上下に動きます。聞いたところ、ある作品の冒頭で、ちらっと出てくるのだそうです。
会場風景 ©Studio Ghibli
ジブリ作品のポスター類も、たくさん出品されています。会場全体で、何点の作品があるのでしょうか。おそらく、2000点以上ありそうです。
会場風景 ©Studio Ghibli
会場風景 ©Studio Ghibli
会場風景 ©Studio Ghibli
巨大な王蟲(オーム)のジオラマに入ると、いまにも動き出しそうな雰囲気があります。巨大さだけでなく、触角や皮膚、周囲の植物群の造形の繊細さにも感心しました。
会場風景 ©Studio Ghibli
美術作品のようにクリアケースに収められた作品や、ジブリパークで建設中の建築模型もあります。ジブリパークのお城は、映画のように動くのでしょうか。
会場風景 ©Studio Ghibli
会場風景 ©Studio Ghibli
巨大な2種類の「足」のある展示室に入ると、その不思議なスケール感にワクワクする気持ちと、めまいがしそうな気持の両方にとらわれます。
会場風景 ©Studio Ghibli
会場風景 ©Studio Ghibli
「ネコバスアトリエ」のコーナーでは、愛知県美術館コレクションも展示されています。 「ネコ」と「バス」という全く関係のない2つのものを合体させた「ネコバス」をヒントに、さまざまなアイデアを探る、愛知展だけの新展示企画です。
「ボーダーレス」といえばいいのか、古いものから新しいものまで取り混ぜた、かなり異色の展示になっています。また、作品と導線に空間がないところもあるので、混雑している場合は、周囲に注意していただければと思います。
見どころが多いので、時間にゆとりをもってお出かけください。閉館時間に追われて、最後まで見られないことになると、もったいないと思います。
会場風景
会場風景
[ 取材・撮影・文:ひろ.すぎやま / 2021年7月16日 ]
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