
国立新美術館の逢坂恵理子館長と、ゲストキュレーターで明治大学国際日本学部准教授の森川嘉一郎氏
都市〈東京〉を映し出してきた日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品と、それらフィクションを注入された現実の〈東京〉の、複合的体験を提供する企画展が開催される事となり、2020年2月26日(水)、都内で記者発表が行われた。
展覧会は「ジャポニズム2018」事業の一環として、2018年にパリで開催された『MANGA⇔TOKYO』展の凱旋展。パリでは来場者が3万人を超えるなど、高く評価された。
フランスでは、いわゆる「おたく」層のみならず、なぜ日本のポップカルチャーがこれほど支持されているのか、に興味を示している一般層も多数来場した。
展覧会では東京と密接な関係があるマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品から93タイトルをとりあげ、マンガ原画、アニメやゲームの制作資料や映像など、500点超を展示。明治大学国際日本学部准教授の森川嘉一郎氏がゲストキュレーターを務める。
1/1000で再現された、約17×約22メートルの巨大な東京の都市模型と、東京を舞台にしたアニメ・ゲーム・特撮作品の映像で、「東京」と「MANGA」の密接な関係が体験できる。
展示構成は、巨大模型のイントロダクションに続き、「セクション1:破壊と復興の反復」「セクション2:東京の日常」「セクション3:キャラクターvs.都市」。
出品タイトルは、ラブライブ!、シン・ゴジラ、AKIRA、新世紀エヴァンゲリオン、はいからさんが通る、あしたのジョー、カードキャプターさくら、美少女戦士セーラームーン、3月のライオン、シティハンター、初音ミク、君の名は。、など。
展覧会は東京が切り口になるため、例えば「明日のジョー」も町中のシーンが主体。ボクシングシーンは一切出てこない事となる。
また本展は会期がオリンピック・パラリンピック期間にかかる事もあり、試験的に「思いやりレーン」を設置。車椅子や、背が小さな子どもなどは、優先的に最前列で見る事ができる。
「MANGA 都市 TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」展は2020年7月8日(水)~9月22日(火・祝)、国立新美術館 企画展示室2Eで開催。
入場料は当日券が一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円。それぞれ200円引きの前売り券は2020年2月27日(木)発売。
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