
2018年11月16日(金)、東京・港区の泉屋博古館分館で、「神々のやどる器 -中国青銅器の文様」のプレス向け内覧会が開かれた。
住友コレクションの中国青銅器の名品を中心に、古代中国世界を紹介する企画展。
殷周青銅器は3,500年以上前に誕生し、世界史上にもまれに見る複雑な造形へと発達。後年の中国のみならず、日本の伝統的な金属工芸品にも多大な影響を与えた。
また漢代以降に流行した銅鏡には、様々な神、仙人、獣が描かれ、古代の人々の思想が反映されている。
日本では、以前は文人趣味の嗜好品として位置づけられる時代もあったが、別子銅山を礎に発展した住友家では、家業ゆかりの文化財として、中国青銅器を積極的に蒐集。その質の高さは、戦前から欧米でも知られていた。
今回の展覧会では「文様」をテーマに、106件を紹介。文様は全て、後から彫ったものではなく、文様が施された型から鋳造して生成されたもの。造形の面白さを感じてもらうとともに、古代中国の工人たちの卓越した技と、それによって表された古代の精神世界を探求する。
「神々のやどる器 -中国青銅器の文様」は2018年11月17日(土)~12月24日(月・祝)、泉屋博古館分館で開催。入館料は 一般 800円、高大生 600円、中学生以下は無料。
発信:
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