
西洋美術を紹介する日本初の美術館として1930年に創設された大原美術館(岡山県倉敷市)が所蔵する名品がまとまった形で東京で展示される事となり、2015年9月30日(水)、東京・港区の国立新美術館で記者発表が行われた。
大原美術館は実業家の大原孫三郎が創立。同じ岡山出身の画家・児島虎次郎が孫三郎の支援を得てヨーロッパで収集した数多くの美術品がコレクションの母体となっており、中でもエル・グレコの《受胎告知》は現在日本にある事が奇跡と言われている。
大原美術館の所蔵作品は海外の美術館からの貸し出し依頼も多いが、今回の展覧会では大原美術館を代表する名品を厳選。エル・グレコ《受胎告知》はもちろん、西洋近代美術、日本近代美術、民芸、エジプト・オリエント・東洋の古代美術、戦後美術、現代美術と、大原美術館のすべての部門を横断し、選りすぐりの逸品が出品される。
展覧会のサポーターには芥川賞を受賞したお笑いタレントのピース 又吉直樹さんが就任。全10話からなる謎解きの展覧会ムービーの出演などが予定されている。
「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」は、2016年1月20日(水)~4月4日(月)に、国立新美術館 企画展示室1Eで開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円(中学生以下は無料)。それぞれ200円引きの前売券は10月21日(水)から発売。
発信:
インターネットミュージアム>
国立新美術館 施設詳細ページ>
国立新美術館 公式ページ