ニュース
    サンディエゴ美術館と国立西洋美術館の西洋絵画を比べて鑑賞 ― 「西洋絵画、どこから見るか?」展が2025年に開催
    (掲載日時:2024年10月17日)

    国立西洋美術館「西洋絵画、どこから見るか?」展
    国立西洋美術館「西洋絵画、どこから見るか?」展

    米国のサンディエゴ美術館と日本の国立西洋美術館の西洋絵画、あわせて88点を展示しながら「作品をどのように見ると楽しめるか」を考えていく展覧会が開催される。

    サンディエゴ美術館は1926年に開館し、世界各地の美術作品約32,000展を収蔵。特にヨーロッパ古典絵画は同館の核で、米国西海岸において最初期に収集された、充実した西洋古典絵画コレクションとして知られている。

    展覧会ではルネサンスから19世紀末までの600年にわたる西洋美術の歴史を、関連する作品をペアや小グループごとに展示し比較して鑑賞させるもの。

    サンディエゴ美術館からは、スペインの静物画「ボデゴン」の最高傑作とされ、サンディエゴ美術館の顔ともいえる重要作である、ファン・サンチェス・コターンの《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》が来日。

    サンチェス・コターンはスペイン静物画の始祖ともいえる存在だが、早くに僧籍に入ったため、静物画はわずか6点しか残されていない。

    また、17世紀スペインを代表する画家のひとりで、「修道僧の画家」とも呼ばれるフランシスコ・デ・スルバランの作品も5点展示される(うち1点は国立西洋美術館蔵)。

    展覧会は「ルネサンス」「バロック」「18世紀」「19世紀」の4章で構成され、絵画が持つストーリーをさまざまな角度から深堀りしていく。

    サンディエゴ美術館から来日する49点は、すべて初来日となる。

    「西洋絵画、どこから見るか? ― ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館vs国立西洋美術館」(略称:どこみる展)は、国立西洋美術館で2025年3月11日(火)~6月8日(日)に開催。

    観覧料は一般が当日 2,300円、前売 2,100円など。

    東京展の後に、京都市京セラ美術館に巡回する(6/25~10/13)。


    展覧会監修の国立西洋美術館 主任研究員 川瀬佑介さん
    展覧会監修の国立西洋美術館 主任研究員 川瀬佑介さん

    このニュースに関連する展覧会
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    開催まであと67日
    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    荻窪三庭園 施設管理運営スタッフ募集! [荻窪三庭園]
    東京都
    KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭|4種別でフェスティバルスタッフ募集!// [京都市内の各展覧会会場]
    京都府
    人と防災未来センター 震災資料専門員(会計年度雇用職員)の募集 [人と防災未来センター 資料室]
    兵庫県
    2025年4月1日採用 京都芸術センター シニア・アートコーディネーターの募集(採用試験案内) [京都芸術センター]
    京都府
    豊島区学芸研究員募集(歴史分野・美術分野) [豊島区 文化商工部 文化デザイン課 ※勤務場所は、郷土資料館、雑司が谷旧宣教師館、鈴木信太郎記念館、豊島区役所本庁舎等]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催中[あと39日]
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    2
    麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    開催中[あと30日]
    2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)
    3
    京都文化博物館 | 京都府
    世界遺産 大シルクロード展
    開催中[あと30日]
    2024年11月23日(土)〜2025年2月2日(日)
    4
    日本科学未来館 | 東京都
    パリ・ノートルダム大聖堂展
    開催中[あと32日]
    2024年11月6日(水)〜2025年2月4日(火)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」
    開催中[あと52日]
    2024年11月2日(土)〜2025年2月24日(月)