2011年6月30日(木)、鳥取砂丘で4人分の人骨が見つかって憶測を呼んでいる。
4体とも縦一列にほとんどすき間なく並び、手を胸の上で交差させており、県警は埋葬された可能性が高いと判断。少なくとも死亡から数十年が経過しているとされ、百年以上の可能性もあるという。
人骨と一緒に見つかった木片にあったクギ穴が四角く、四角いクギは明治初期以前に使われていたため、県立博物館の東方仁史・主任学芸員は「木片にクギ穴が残っているということは、木棺の中に入っていたということも考えられる」と推察。「骨が埋まっていた砂の地質は、江戸時代以降の近世のもの」とする一方で「体を伸ばした埋葬法は、弥生や古墳時代を思い起こさせる」ともしており、明治期から弥生時代までわたり、様々な憶測を呼んでいる。
鳥取大学医学部が経過年数などを調べているが、結果が出るのは今月末になる見込み。
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