
「飛鳥Ⅱ」船内展示の様子
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、豪華客船「飛鳥Ⅱ」の船内と、三菱UFJ銀行ニューヨーク支店で、文化・芸術関係者やビジネスパーソンに向けたイベントを開催した。
MUFGは2023年8月から社会貢献活動「MUFG工芸プロジェクト」を推進しており、今回のイベントはその一環として行われたもの。
2024年6月3日(月)には、米国ニューヨークに寄港する豪華客船「飛鳥Ⅱ」の船内で、工芸品の船内展示を実施。
元文化庁長官の近藤誠一氏と、ともに人間国宝である室瀬和美氏(蒔絵)と大倉源次郎氏(能)、メトロポリタン美術館 日本学芸員のMonika Bincsik氏が鼎談。
室瀬氏による解説のもと、船内で展示されている工芸品を紹介する船内ツアーも行われた。
翌6月4日(火)には、三菱UFJ銀行のニューヨーク支店でも、伝統と革新をテーマに17点の工芸作品を展示。
「MUFG工芸プロジェクト」の総合監修である秋元雄史氏(東京芸術大学名誉教授)、南部鉄器職人の田山貴紘氏(タヤマスタジオ株式会社 代表取締役社長)、日米の文化交流を推進する在ニューヨークの団体Japan SocietyのMichele Bambling氏 (Senior Director, Japan Society Gallery)によるトークショー「工芸から学ぶビジネスのヒント」も開催された。
「MUFG工芸プロジェクト」では、今後も国内外で展示を行うほか、作り手が伝統を守りながら革新・挑戦するための機会の創出、工芸文化や技術の保存・継承に取り組む団体への寄付・協賛などを通じ、工芸の継承と発展を支援していくとしている。

「飛鳥Ⅱ」鼎談の様子

三菱UFJ銀行ニューヨーク支店 トークショーの様子

三菱UFJ銀行ニューヨーク支店 展示の様子