
東京都庭園美術館「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」会場
大正時代か昭和にかけて、絵画や挿絵の装丁のデザインや詩など幅広いジャンルで活躍した竹久夢二(1884-1934)の作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
岡山県の酒屋を家業にもつ家に生まれた夢二は、19歳の時に上京。独学で自身の画風である、叙情的な美人画を確立し「夢二式」と称される人気を博した。
グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、暮らしの中の美を追い求め、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインも手がけている。
展覧会は、夢二生誕140年を記念した企画で、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどるもの。
会場では、近年発見された大正中期の名画《アマリリス》や滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を紹介。今もなお多くの人々を魅了する夢二の全貌に迫る。
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」は、東京都庭園美術館で2024年6月1日(土)〜2024年8月25日(日)に開催。観覧料は、オンラインによる日時指定予約で一般 1,400円など。

東京都庭園美術館「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」会場

東京都庭園美術館「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」会場

東京都庭園美術館「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」会場