
兵庫県立美術館「キース・へリング展 アートをストリートへ」会場
ストリートを舞台に1980年代のアートシーンを席巻したアメリカの画家、キース・ヘリング(1958-1990)の作品を紹介する展覧会が、兵庫で始まる。
キース・ヘリングはペンシルベニア州生まれ。80年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使ったサブウェイ・ドローイングで脚光を浴び、後に世界的な評価を受けて活躍。
日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託したといえる。
アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと共にカルチャーシーンを牽引したが、エイズによる合併症のため僅か31歳で死去している。
展覧会では6メートルに及ぶ大型作品をはじめ、日本初公開を含む150点の作品を展示。
社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたヘリングの全貌を紹介する。
「キース・へリング展 アートをストリートへ」は、兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーで 2024年4月27日(土)~6月23日(日)に開催。観覧料は一般 2,000円など。
兵庫展の後、福岡・名古屋・静岡・水戸に巡回する。
All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

兵庫県立美術館「キース・へリング展 アートをストリートへ」会場

兵庫県立美術館「キース・へリング展 アートをストリートへ」会場

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