根津美術館 特別展「北宋書画精華」会場
中国書画史におけるひとつの頂点といえる宋時代(960~1279)のうち、北宋時代(960~1127)の書画の優品を一堂に集めた展覧会が東京で始まる。
宋時代の作品は、後世に「古典」とされ、日本でも、南宋時代(1127~1279)の作品が中世以来の唐物愛好の中で賞翫されてきた。
一方、その前にあたる北宋時代の文物も、同時代にあたる平安後期に早くも将来され、近代の実業家が熱心に蒐集したこともあって、多くの重要作が伝わっている。
展覧会ではアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館から、李公麟の白描画の基準作といえる「孝経図巻」が特別出品されるなど、国内外から北宋時代の書画の優品が集結。
北宋の書画芸術の真髄に迫る日本で初めての展覧会となる。
特別展「北宋書画精華」は、根津美術館で2023年11月3日(祝・金)~12月3日(日)に開催。入場料は一般 1,800円など。
根津美術館 特別展「北宋書画精華」会場
根津美術館 特別展「北宋書画精華」会場