世田谷美術館「祈り・藤原新也」会場
写真、文筆、絵画、書などさまざまなメディアで活躍する藤原新也(1944-)の初期作から最新作までを一堂に展示する、初の大規模な個展か東京で始まる。
藤原新也は福岡県門司市(現 北九州市)に生まれ。東京藝術大学在学中からアジア各地を旅し、1970年代に写真とエッセイによる『インド放浪』『西蔵(チベット)放浪』『逍遥游記(しょうようゆうき)』を発表。1983年出版の『東京漂流』はベストセラーになり、『メメント・モリ』は若者たちから大きな支持を集めた。
展覧会では200点以上の写真と言葉により、50年以上にわたる藤原の表現活動の軌跡を俯瞰。主要な作品を時系列で紹介する一般的な回顧展とは異なり、展覧会タイトルである「祈り」というキーワードに基づいて、現在の視点から藤原自身が改めて作品を厳選・編集した。
NHK 日曜美術館の「死を想(おも)え、生を想(おも)え。写真家・藤原新也の旅」で故郷の門司を訪れて撮りおろし最新作も展示されている。
「祈り・藤原新也」は世田谷美術館で2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)に開催。入館料は一般 1,200円など。
世田谷美術館「祈り・藤原新也」会場
世田谷美術館「祈り・藤原新也」会場
世田谷美術館「祈り・藤原新也」会場より 藤原新也さん