資生堂ギャラリー「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」会場
2022年に創業150周年を迎える資生堂が、これまでの歴史を再考し、未来に思いを巡らせる展覧会を開催する。
資生堂は、日本初の民間洋風調剤薬局として、福原有信が1872年に開業。
社名は、儒教の経典『易経』の一節「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」に由来している。
社名に込められた思いは現在まで引き継がれており、150年にわたる事業活動を支えてきた。
展覧会は、美術家の中村裕太とともに、生活様式や価値観が大きく変化した現代において「万物資生」という思想の新たな文脈を紐解いていくもの。
大展示室では、創業時から1940年代初頭までの化粧品や広告を展示。岸田劉生や富本憲吉、今和次郎ら資生堂にまつわる人物の活動を調合し、中村の造形とともに紹介。
小展示室では、化粧品の原料である椿種子から制作中村の作品が並び、会期中にはアートとサイエンスやサステナビリティについての考えを深めるトークイベントも開催される。
「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」は資生堂ギャラリーで2022年2月26日(土)~5月29日(日)に開催。入館料は無料。
資生堂ギャラリー「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」会場 中村裕太
資生堂ギャラリー「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」会場
資生堂ギャラリー「万物資生|中村裕太は、資生堂と を調合する」会場