『ねないこだれだ』『めがねうさぎ』などの人気絵本で知られる、せなけいこの作品を紹介する展覧会が、松屋銀座で始まった。
せなけいこは1931年、東京都生まれ。童画家の武井武雄に師事し、1969年に「いやだいやだの絵本」4冊シリーズで絵本作家としてデビュー。
当時37歳、子育てに奔走する中のデビューだったが、貼り絵の手法を用いた独創的な絵本は評判となり、以後もおばけや妖怪、うさぎなどをモチーフにした絵本を次々に発表。多くの作品が世代を越えて読み継がれるロングセラーになっている。
展覧会は、せなけいこの代表作のひとつ『ねないこだれだ』の誕生50周年を記念したもの。
「絵本作家せなけいこの誕生」「デビュー前夜」「子どもとの生活の中から生まれた絵本」「おばけとゆうれい」「終わらないせなけいこの絵本世界」の5章構成で、絵本原画や資料など、約250点が出品。
絵本作家としてデビューする前の幻燈や紙芝居の仕事など、あまり知られていなかった作品や資料も紹介して、せなけいこの創作の全容に迫る。
「『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展」は、2020年12月27日(日)~2021年1月12日(火)、松屋銀座 8F イベントスクエアにて開催。
観覧料は一般 1,200円など。
「『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展」会場