村上隆の新作《お花親子》
六本木ヒルズに、村上隆による巨大な新作《お花親子》が登場した。
全体が金色に輝く「お花」の作品で、高さ約10m、重さは11tを超える巨大な立体作品。六本木ヒルズの玄関にあたる66プラザに設置された。
村上は作品について「スーパーフラットコンセプトの一部として、アートの世界に幼稚でオモチャ感覚のロジックを 組み込んだ始祖は自分である、という自負がある。その波紋がだんだんと大きくなり、アート の受容ゾーンがアジアにおいては巨大になるにつれその幼稚さが際限無くなり、なんでもアー トと言ってしまえばアートになり得る時代に突入している。そんな波紋の中心であるような作 品として本作品を創作した」とコメントしている。
作品の公開にあわせて、六本木ヒルズでは「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」を開催。
六本木ヒルズカフェでは、村上の「お花」の世界観を楽しめる 「お花カフェ」がオープン。壁やテーブルに「お花」があしらわれている店内で、「お花」モチーフのフードやドリンクが楽しめる。
また森美術館では、村上をはじめ6名の日本を代表する現代美術作家を紹介する「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」も開催されている。
「お花カフェ」と「STARS展」は2021年1月3日(日)まで。