コロナ禍で2年遅れで開催となり、単館開催。ウォーホルは2度京都を訪れているそうで、最初の2章は、ポップアートの旗手として有名になる前の作品を紹介し、京都や日本文化との関連性や京都で描いたドローイングや「タイム・カプセル」の資料などなかなか知られていなかったウォーホル初期の作品などを展示し興味深い。ウォーホルの故郷ピッツバーグのウォホール美術館の所蔵ばかりで構成され、無料でダウンロードできる音声ガイドも良かった。3章からは良く知っている作品が並ぶが、100点以上が日本初公開。ハリウッドスターに憧れ、NYでセレブリティに囲まれての華やかな日々の中、「アンディウォホール」自身をプロデュースしていた。実は敬虔なクリスチャンであったウォーホルの一面も窺えるものっではなかったか。ウォーホル最後の連作「最後の晩餐」は映画ダ・ヴィンチコードもフラッシュバックするも、展覧会を締めるに相応しい作品でした。