にんげんだもの―相田みつを

    下関市立美術館 | 山口県

     「にんげんだもの」のフレーズで知られる相田みつを。広く人々に受け入れられた作品《にんげんだもの》はどのように生まれたのか―。  相田みつを美術館が所蔵する初期から晩年までの作品・資料を展示し、相田みつをの創作の全貌をご紹介する展覧会を開催します。  相田みつを(1924-1991、本名 相田光男)は、心に響く数々の言葉で多くの人に感動を与え続けている書家・詩人です。栃木県足利市に生まれ、10代の頃から短歌、禅、書を学んでいます。歌人・山下陸奥に師事し、18歳頃に参加した秋の歌会で、曹洞宗高福寺の禅僧と出会っています。本格的に書を学び始めたのも19歳頃で、書家・岩澤渓谷に師事し、基本を教えられたといいます。  20代の頃は、中国古典や北原白秋の詩などを題材にして、伝統的な楷書や書家風の様式によって作品を制作していましたが、30歳頃からオリジナルの詩、書を創作し始めます。戦中戦後の動乱期に青春時代を過ごした経験から、いのちの尊さや生き方、人との関わりをテーマにして、「自分の言葉」と「自分の書」による独自のスタイルを確立しました。そして、彼の作品が広く知られるきっかけとなったのが、1984年に出版された著書『にんげんだもの』(文化出版局)です。シンプルな言葉と飾らない書体、堂々と文字が配された構図は、鑑賞者に強く印象を残し、今なお存在感を放っています。  本展では、相田みつを美術館が所蔵する代表作、初期から晩年までの書やろうけつ染の作品、愛用品・資料など約120点を一堂に展示します。言葉と文字の造形による相田みつをの唯一無二の作品が創作されていく全貌にせまります。
    会期
    2017年7月1日(土)〜7月30日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30まで)
    料金
    一般1,000円(800円)/大学生800円(640円)
    ※()内は、20名以上の団体料金。
    ※18歳以下の方、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校と特別支援学校に在学中の生徒は、観覧料が免除されます(いずれも公的証明書の提示が必要です)。
    休館日 月曜日(祝日の7月17日は開館)
    公式サイト http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2017mitsuo.html
    会場
    下関市立美術館
    住所
    〒752-0986 山口県下関市長府黒門東町1-1
    083-245-4131
    おすすめレポート
    学芸員募集
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    鎌倉 報国寺 学芸員募集(正職員) [報国寺]
    神奈川県
    【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー) など]
    東京都
    松江市 文化財専門職(美術・工芸)募集 [松江歴史館]
    島根県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    開催中[あと45日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) | 東京都
    ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
    開催中[あと136日]
    2025年3月8日(土)〜9月7日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと101日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと73日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
    開催中[あと52日]
    2025年3月15日(土)〜6月15日(日)