特集展示「受贈記念　輝く街、染まる街　西田眞人が描いた神戸風景」

西田眞人（にしだまさと）は1952年、神戸市兵庫区に生まれ、兵庫県立兵庫高等学校を卒業後、京都市立芸術大学で日本画を学びました。 本展では、2012年（平成24）に作者ご本人より神戸市へ寄贈された19点の作品を中心として、初期から近作まで約70点の本画・下絵・素描などを展覧します。 見どころとなるのは、作者自身が誇りと語る、美しい神戸風景の数々です。郊外の自然豊かな風景や、洗練された都市風景など、様々な角度から描きとめられました。 月夜の下に煌めくハーバーランドの夜景を岩絵の具の重厚な重ねにより表現した《輝く街》、金箔で表現された神戸港を背景に薄紅色に染まる神戸都心部を描いた《染まる街》は、それぞれ港町神戸を象徴する風景画であり、いずれも横幅4メートルを超える大作です。 精緻な描写と清涼感溢れる色彩の中に詩情漂う西田眞人の日本画世界をお楽しみください。