絵本・自然・子ども・・・ いわむらかずおの世界

    武蔵野市立吉祥寺美術館 | 東京都

     いわむらかずお氏は小学校時代を雑木林のある東京・杉並で過ごし、東京藝術大学美術学部工芸科に進学。1964(昭和39)年に卒業後、化粧品会社にデザイナーとして勤務しましたが、2年半ほどで退社。学生時代から係わっていたテレビの幼児番組の絵を描く仕事に専念するうちに、同氏の関心は次第にテレビから絵本へと移ってゆきました。  1970(昭和45)年、最初の絵本「ぷくぷくのえほん」を出版し絵本作家としてデビュー。以後、多くの自作絵本を発表し、数々の賞を受賞。現在、それらの作品はヨーロッパ、アメリカ、アジア等16ヶ国語に翻訳出版され日本と世界の子どもたちに親しまれています。  子どもの頃の原風景・雑木林での活動を目指して栃木県益子町に転居後も、里山の自然とそこに生きる生き物たちを主人公に、「14ひき」、「トガリ山のぼうけん」、「かんがえるカエルくん」、「ゆうひの丘のなかま」等のシリーズを次々に発表するかたわら、「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館するなど活発な活動を展開、同氏のやさしいまなざしと繊細な筆致が描きだすほのぼのとしたぬくもりの世界は見るものの心にあたたかい灯をともし続けています。  今回の展覧会は、「いわむらかずお絵本の丘美術館」(栃木県那珂川町)のご協力のもと、1970年代から90年代にかけてのいわむらかずお氏の創作の軌跡をたどるとともに、人気シリーズの絵本原画や関係諸資料を展示・紹介するものです。  絵本作家としてのみならず里山の自然をこよなく愛する自然観察者として、美術館活動や環境教育活動にも貢献を続けるいわむらかずお氏の豊かでユニークな世界を訪れていただく機会となれば幸いです。
    会期
    2006年12月6日(水)〜2007年1月28日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~19:30
    料金
    100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障害者は無料)
    休館日 12月27日(水)~1月4日(木)
    会場
    武蔵野市立吉祥寺美術館
    住所
    〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
    0422-22-0385
    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし学芸員(地域キュレーター・地域おこし協力隊)募集中! [北海道_天塩町(天塩川歴史資料館)]
    北海道
    KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭|4種別でフェスティバルスタッフ募集!// [京都市内の各展覧会会場]
    京都府
    愛知県立芸術大学 芸術資料館 学芸員募集! [愛知県立芸術大学 芸術資料館]
    愛知県
    海上自衛隊呉史料館/てつのくじら館 企画・広報担当スタッフ 募集! [呉市宝町5-32(海上自衛隊呉史料館)]
    広島県
    清須市はるひ美術館 学芸員募集 [清須市はるひ美術館]
    愛知県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催中[あと19日]
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    2
    麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    もうすぐ終了[あと10日]
    2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)
    3
    そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店 6階) | 神奈川県
    手塚治虫 ブラック・ジャック展
    開催中[あと33日]
    2025年1月16日(木)〜2月25日(火)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    博物館に初もうで
    もうすぐ終了[あと3日]
    2025年1月2日(木)〜1月26日(日)
    5
    松坂屋美術館 | 愛知県
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    開催まであと93日
    2025年4月26日(土)〜6月15日(日)