茨城県陶芸美術館開館5周年記念

    没後25年 八木一夫展

    茨城県陶芸美術館 | 茨城県

     八木一夫(1918-1979)は陶芸の世界に、オブジェという新たな造形分野を切り拓いた作家です。伝統ある京都の地に、陶芸家の長男として生まれた八木は、新しい陶芸を目指し、戦後まもない昭和23(1948)年、鈴木治、山田光らと走泥社を結成しました。昭和29(1954)年に発表した<ザムザ氏の散歩>は、「オブジェ焼」という言葉の端緒となり、用途をもたないやきものとして、現代陶芸史の記念碑的な作品となっています。戦後、国際化する美術の状況の中で、イサム・ノグチや堀内正和など同時代の美術に敏感に反応し、いち早く世界に認められた陶芸家の一人となりました。  生涯を通じて八木は、白化粧や無釉焼締、信楽や黒陶と、次々に作風を変えながら、批判精神と機知あふれる造形を生み出しました。そのオブジェ作品は、今なお新鮮な驚きを観る者に提示し続けています。また、その一方で、八木は古陶磁にも深い理解と洞察を示し、器作品や茶碗にも優れた作品を遺しました。  本展では、初期から晩年までの陶芸作品のほか、ガラスやブロンズ、素描併せて約200点を展示し、戦後陶芸の流れを変えた陶芸家・八木一夫の軌跡を回顧します。 会期中、一部作品の展示替があります。 前期:4月23日(土)~5月22日(日) 後期:5月24日(火)~6月19日(日)
    会期
    2005年4月23日(土)〜6月19日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入場は16:30まで)
    料金
    一般700(550)円、高大生500(400)円、小中生250(200)円 ※( )内は20名以上の団体料金 ※昭和13年4月1日以前に生まれた方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(但し1名につき1人まで)は無料、土曜日は高校生以下無料
    休館日 5月2日を除く月曜日
    会場
    茨城県陶芸美術館
    住所
    〒309-1611 茨城県笠間市笠間2345 (笠間芸術の森公園内)
    0296-70-0011
    おすすめレポート
    学芸員募集
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    鎌倉 報国寺 学芸員募集(正職員) [報国寺]
    神奈川県
    【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー) など]
    東京都
    明石市役所 埋蔵文化財担当を募集中! [明石市役所]
    兵庫県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    開催中[あと50日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと106日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    3
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと78日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    4
    ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) | 東京都
    ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
    開催中[あと141日]
    2025年3月8日(土)〜9月7日(日)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
    開催中[あと57日]
    2025年3月15日(土)〜6月15日(日)