金工芸作家　矢部雅一

　アート格納庫 M は鳥取県倉吉市で創業70年以上の歴史を持つ業務用品商社、株式会社丸十が運営する常設展示スペースと企画展示スペースを合わせ持つ巨大なギャラリーです。 　この度、第五回目の企画展として「金工芸作家　矢部雅一展」を開催します。矢部氏（1939年～）は、鍛金の中でも主に「鎚起」技法を駆使し、立体造形をする金工芸作家です。東京芸術大学美術学部工芸科在学中より、高い技能を評価され、1973年、鳥取大学教育学部に講師（後に助教授、教授となる）として採用された頃から、自らの作品制作を本格的にはじめ、日本現代工芸美術展や日展に出品を重ねてきました。本展では、これまでに矢部氏が鍛金技法を用いて創り出してきた多彩な作品を展示します。 　常設展示では原口典之の作品《Oil and Water》2003《Untitled FCS》1990、郡田政之の彫刻作品を展示しています。