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作品数は多いですが、間隔を大きくとって展示されているため、ゆったりとみることができました。テーマ毎に14章に分かれており、キュビスムの多様な影響がわかるような構成になっていて良かったです。先駆者であるピカソとブラックの作品は暗めの色彩でどっしりとした印象ですが、レジェやドローネーの作品は明るく軽やかで、似た手法で描かれた絵でも、受ける印象が異なり不思議な感じがしました。未来派や、シャガールの作品がキュビスムと言われてもピンとこなかったのですが、多面的な画面構成等、他のキュビズム作品との繋がりを感じることができました。彫刻や映像もあり、バラエティー豊かな展示内容でした。キュビスムと写真、キュビスムの日本への影響等、他のテーマも見たいと思いました。