びちゃ
展示作品の数や種類に多少の違いはあるが、概ね全体の印象は以前に見た(岩手県立美術館)と変わらない。しかし、会場に記載されていた作者の言葉の中に、「場所や展示の並びによって、意味や大きさ、鑑賞者が受ける印象は変わってくる」というようなものがあって、作品の並び、隣のある作品との関係性とかを意識しながら見ていた。象や虎、熊、ワニ等の大型彫刻はノミの後も大胆で、近くに寄ると迫力がある(写真では決して伝わらない)。今回、初めてセラミック作品をまとめて見たが、こじんまりしているのと、表情などが微妙にぎこちない感じがあって、かわいらしく思った。樟をノミで削った作品のフィギュアの再生は困難だと思うが、セラミック作品の方が、再現度が上がるのではないかと思った。