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メキシコの古代文明については、その名称とメキシコにもピラミッドがあるのだなあ、ぐらいの知識しかありませんでした。展覧会は紀元前15世紀から後16世記まで、年代別に「マヤ」、「アステカ」、「テオティワカン」文明が、それにまつわる遺物、映像で紹介されていました。マヤ人によって信仰されていた農耕神であるトウモロコシ神など、原始宗教が生活に深く根付いたことが、展示品からよくわかりました。このような自然に対する畏怖の念など、日本人の生活との共通性を感じました。
古代文明というと、ギリシャ、ローマのヨーロッパにばかり関心を持っていたので、高度な古代メキシコ文明を知る、良いきっかけになりました。九州国立博物館のYouTubeチャンネルで本展の解説動画があり、理解がさらに深まりました。
大阪展では、全作品撮影可能だったのですが、たびたび撮影待ちをしなくてはいけないことが残念でした。