《副島昇あて葉書》 朝井閑右衛門 1953年
朝井閑右衛門が恩人である医師・副島昇に贈った1953年の年賀状です。
戦後、当時横須賀緑ヶ丘にあった副島医院に入院したことが、1947年に朝井が田浦に移り住む契機となりました。
年賀状には、のびのびとした筆致で干支の巳と弁財天が描かれています。
弁財天は、蛇の化身である宇賀神と同一視されることがあるため、ここに登場したものでしょう。
この心温まる年賀状をぜひご覧いただき、新年の喜びをお楽しみください。
担当者からのコメント
横須賀美術館は、目の前に東京湾が広がる三浦半島屈指のロケーションに立地する、海沿いの美術館。
1996年に洋画家・朝井閑右衛門の油彩約300点、水墨画約280点、素描、資料がご遺族から横須賀市に寄贈されました。
それが大きなきっかけとなり、横須賀美術館設立へとつながりました。
「薔薇の画家」で知られる朝井閑右衛門作品を、ぜひご覧ください!
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