《風流十二支 巳》 礒田湖龍斎 「風流十二支 巳」 中判錦絵 安永期(1772~1780)
十二支の動物を描いたシリーズの一図で、江戸時代中期に活躍した浮世絵師、礒田湖龍斎が手がけました。よく見ると、牡丹に蛇が巻きついています。二股に分かれた蛇の舌は、花の方へと伸びています。その先には獲物がいるのかもしれません。
担当者からのコメント
脱皮を繰り返す蛇は、生と死の象徴とされ、日本では信仰の対象にもなりました。また、豪華で艶やかな花を咲かせる牡丹は、富貴を象徴する植物です。2025年が豊かな一年となりますように。
「風流十二支 巳」をイメージした「ぬりえ」も!「アート年賀状2025」開催
毎年恒例の応募いただいた<年賀状>作品を美術館に展示します。(応募締切12月17日(火)必着、作品展示1月2日(木)~1月26日(日)
詳しくはリンク先をご覧ください。https://hum-web.jp/event/event-1600/
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