《メキシコドル(8レアル銀貨)》
1824年~1869年まで製造された8レアル銀貨。
メキシコで産出した銀を使って製造された貨幣で、幕末の日本を含むアジア地域で、貿易決済用の国際通貨として使われました。サボテンの上に立つ鷲が、ヘビを咥えている図柄が刻まれています。
当時、日本国内で流通していた一分銀3枚と同じ価値のお金として使えたことから、裏側には、漢字で「改三分銀」の文字が刻まれています。
担当者からのコメント
メキシコの国旗にもあるこの図柄は、「鷲がヘビをくわえて湖のほとりのサボテンにとまっている所に出会ったら、そこに都を築け」というアステカ帝国時代の伝説に由来しているそうです。 博物館3階の常設展コーナーに展示していますので、ご来館の際には、ぜひ探してみてください。
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