《蒼清》(そうせい) 三尾呉石 軸装・絹本着色
(作者)
三尾 呉石/みお ごせき
明治18年~昭和21年(1885~1946)
本名、秀太郎。別号に嶽雲。はじめ小林呉橋に学び、呉石を号する。のち大橋翠石について花鳥画を学んだ。虎画を得意としそれを描いては当代随一と称せられた。
(作品の説明)
呉石が最も得意とした草叢の中の虎画です。
虎の姿態を知り尽くしたと思える程の躍動感あふれる作品で、体毛の1本1本まで神経を使って描いています。
金泥で補彩した表現が、この作品の迫力感を高めています。
担当者からのコメント
寅年と言えばこの作品。年初に鑑賞すれば、ご利益があるかもしれません。1月15日から始まる展覧会「名品 天・人・地」で、目立つ場所に展示する予定です。