《青花松樹虎文角水滴》(せいかしょうじゅとらもんかくすいてき) 韓国 朝鮮時代 19世紀
山口県立萩美術館・浦上記念館
朝鮮時代の書斎では筆で文字を書く際に水滴が多く使われ、動物をかたどったものや動物文様を表したものが少なくありません。この方形の水滴の上面には、松に虎が描かれています。虎はかつて朝鮮半島に生息し、霊獣としてあがめられ、魔よけとして用いられてきました。
担当者からのコメント
ユーモラスな中にも野性を感じさせる大きな目と牙、しなやかな体躯と尻尾、たくましい四肢がアピールポイントです。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました