《鳥獣絵卷 十二類歌合》
国文学研究資料館
十二支とそれ以外の動物たちとの歌合を発端にした争いを描いた異類物お伽草子。(一見すると虎が見当たりませんが、赤い扇子を持って真ん中に座っているのが虎です。)
担当者からのコメント
十二支とそれ以外の動物たちとの対立という物語設定も、各々の動物らしさを残しながらのキャラクター設定も、非常に良く考えられており、本作は完成度の高い作といえる。和歌や画中詞も深い知識に基づいており、室町期の学芸享受を考える上でも見逃せない作。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました