《乕(大)鳥取張子》 柳屋(2代目 田中謹二・宮子) 1996年
昭和初期から2代にわたり、鳥取市において張子をはじめとした郷土玩具を数多く手がけていた「柳屋」。「猩々」や「ぬけ」の面、昔話に登場する狐の張子など、すべての作品になんとも言えない愛嬌があります。また、2代目が作る張子の表面の滑らかさ、彩色の美しさは特筆に値します。虎は大・中・小と3つのサイズを作っており、大と中は同じデザイン、小は香箱のようなポーズの首振り型です。出展作品は棕櫚のひげが上方にすうっと伸びて、とぼけた表情の中にも頼もしさを感じさせます。
(W95mm×H230 mm×D140 mm)
担当者からのコメント
今年の「張子の虎」にはコレラ(虎烈刺)でなく、コロナを封じてもらいたい…!
企画展「わたくし寅と発します 十二支の郷土玩具展」開催中(2022年2月15日まで)