《山内容堂所用印「放言居」》 作者不詳
高知城歴史博物館
15代土佐藩主にして詩人、大酒飲みで知られる山内容堂(1827-72)愛用の印。水晶製で鈕(持ち手)に虎を表わす。印文は「放言居」。言いたい放題(放言)で時に物議をかもした容堂ですが、自分から名乗ってりゃ世話ないって話です。
担当者からのコメント
印面3.4cm、澄み切った水晶の質感と相まってかなり存在感があります。容堂の書は生前から人気があり、自作の詩を書した作品が数多くのこされています。作品の仕上げにこの印を捺す容堂の得意満面が目に浮かぶようです。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました