《布老虎》(プー ラオ フー)
現・中国河北省承徳市の住民が作った、魔除けの意味を持つ虎のぬいぐるみです。
中国では虎は百獣の王とされ、その姿を象ったものを子どもに身につけさせる風習があります。額には「王」の文字が描かれ、虎の強さにあやかって勇敢な子に育つとともに、健康で長生きできるようにという願いが込められています。
1935年〜1943年にかけて満洲国熱河省承徳市(現・中国河北省承徳市)で清朝の遺跡修復に尽力した伊東祐信・千恵子夫妻が滞在中、現地の方が夫妻の子どものために作りました。
担当者からのコメント
立体的な目や口元のヒゲなど、顔の全てのパーツが特徴的で、絶妙な表情をつくっています。