猛虎図 渡辺崋山
平野美術館
江戸時代後期の三河国田原藩藩士・渡辺崋山によって描かれた作品です。崋山は画に優れ、当時財政難であった田原藩を助けるため絵を描くことがしばしばありました。本作もそのひとつで、藩の借財弁償のための君命によって描かれたものだと伝わっています。
担当者からのコメント
鋭い眼光をこちらに向ける表情は勇ましいですが、繊細な毛並みやピンと張ったヒゲに可愛らしさを感じてしまいます。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました