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    レポート
    マリメッコ展─デザイン、ファブリック、ライフスタイル
    Bunkamura ザ・ミュージアム | 東京都
    フィンランドデザインの雄、国内初の大規模展
    フィンランド語で「マリーのドレス」という意味のマリメッコ。1951年にヘルシンキで創業されて以来、大胆な図柄と明るい色彩で世界中から熱い視線を集めている人気ブランドです。ファブリックやヴィンテージ・ドレスなど貴重な資料からマリメッコの歩みを俯瞰する展覧会が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。
    2章「TIMELINE marimekko 1951-2016 マリメッコの歩み」
    1章「INTRODUCTION はじめに―マリメッコとは?」
    2章「TIMELINE marimekko 1951-2016 マリメッコの歩み」
    2章「TIMELINE marimekko 1951-2016 マリメッコの歩み」
    2章「TIMELINE marimekko 1951-2016 マリメッコの歩み」
    3章「THE ART OF DESIGN デザインの芸術」
    3章「THE ART OF DESIGN デザインの芸術」
    3章「THE ART OF DESIGN デザインの芸術」
    3章「THE ART OF DESIGN デザインの芸術」
    鮮やかなケシの花柄「ウニッコ」をはじめ、ひと目で分かる強い個性を持つマリメッコ。今では食器や文具など多くの生活用品でそのデザインを楽しむ事ができますが、もとはテキスタイルをプリントして婦人服を仕立てる会社でした。

    創業者はアルミ・ラティア(1912-1979)、当時は珍しい女性経営者です。自身もデザインの教育を受けていましたが、才能あるデザイナーをマネージメントとする能力がピカイチ。ウィットに富み、文才もあったため、彼女自身がマリメッコの顔といえる存在でした。

    実はアルミ・ラティアは、マリメッコの商品には花柄は使わないと明言していましたが、マイヤ・イソラ(1927-2001)が1964年にデザインしたウニッコは採用されました。現在ではフィンエアー(フィンランド航空)の機体にまで使われているウニッコの、ちょっと変わったエピソードです。


    1章「INTRODUCTION はじめに―マリメッコとは?」、2章「TIMELINE marimekko 1951-2016 マリメッコの歩み」

    マリメッコが世界的な人気ブランドになったのは1960年代から。アルミ・ラティアは広報の大切さを熟知しており、『ヴォーグ』や『ライフ』などアメリカの雑誌に記事が載ると、国際的な評価は高まっていきました。ジョン・F・ケネディの妻であるジャクリーンがマリメッコを愛用していた事も良く知られています。

    アルミ・ラティアは1979年に亡くなりましたが、現在でもマリメッコの独創性は健在。2000年以降は、過去に発表したプリント・ファブリックを現代風にアレンジした商品も展開しています。

    特に女子の人気を集めそうな展覧会。もちろんミュージアムショップではマリメッコのグッズも取り扱っています。


    3章「THE ART OF DESIGN デザインの芸術」、ミュージアムショップ

    全国巡回の本展は高知、島根、兵庫(西宮)とまわって、東京が4会場目。この後は新潟が決定しており、その他の巡回先は随時発表されます。

    [ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2016年12月16日 ]

    TOKYO美術館2015-2016TOKYO美術館2015-2016

     

    エイ出版社
    ¥ 999


    ■マリメッコ展 に関するツイート


     
    会場
    会期
    2016年12月17日(土)~2017年2月12日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(毎週金・土曜日は21:00迄) ※入館は各閉館の30分前まで
    休館日
    *1/1(日)のみ休館
    住所
    東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
    電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
    公式サイト http://marimekko-exhibition.jp/
    料金
    一般 1,400(1,200)円/大学・高校生 1,000(800)円/中学・小学生 700(500)円
    ◎※()内は20名以上の団体料金及び前売り料金
    ◎学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
    ◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。
    展覧会詳細 「マリメッコ展─デザイン、ファブリック、ライフスタイル」 詳細情報
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