1967年に発売され、来年で発売50年となるリカちゃん。累計出荷数は5300万体を超え、着せ替え人形の代名詞ともいえます。
展覧会はウエディングがテーマ。バージンロードを進むと、ウエディングドレスを来た等身大リカちゃん。ウエディングケーキにもリカちゃん、さらに和装・洋装とさまざまなウエディング姿のリカちゃんが揃う、いかにも女の子が喜びそうな華やかな会場です。
「結婚式でのリカちゃん」といえば、リカちゃん電報。2007年に発売され、多くのウエディングシーンを彩ってきました。
ウエディングがテーマの会場展覧会の目玉が「ファンシー ダイヤモンド・リカちゃん」。計881個、総カラット数51.433カラットのダイヤモンドを身にまとったゴージャスなリカちゃんです。
リカちゃん誕生35周年記念として、ダイヤモンドの広報機関であるダイヤモンド・インフォメーションセンターと旧タカラ(現タカラトミー)のコラボで生れたこのリカちゃんは、なんと約1億円相当。期間限定展示ですが、好評につき6月26日(日)まで延長されました。お見逃しなく。
世界一豪華、1億円のリカちゃんほかにも、パパ・ママなどリカちゃんファミリーはもちろん、リカちゃんハウスの数々、横浜元町の6大ブランドとのコラボで生まれた「横浜元町リカちゃん」など、数々のリカちゃんを展示。もちろん、子どもがリカちゃんで遊べるコーナーも用意されています。
会場奥では、歴代のリカちゃんも紹介されています。黒いひとみに白い星がひとつだった初代リカちゃん、2代目(1972年発売)は座っても足が閉じるように、肩幅が広くプロポーションが良くなった3代目(1982年発売)、そして現行の4代目(1987年発売)は少しグラマーになり、表情も豊かになりました。
初代~現在の4代目までの歴代リカちゃんも紹介最後に、横浜人形の家についてもご紹介しましょう。港町・横浜と人形の関わりを紹介するコーナーからはじまり、世界中の民族人形や日本の郷土人形などを多数展示。人間国宝の作家による芸術性の高い人形から、昨今注目を集めるフィギュアやキャラクター・トイなど「クールジャパン」系まで幅広く扱い、子どもだけでなく親世代・祖父母の世代まで楽しめる施設です。
ミュージアムショップでは、企画展示にあわせたグッズなどを販売。カフェ「Elliott Avenue」では華麗なラテアートともに美味しいラテが楽しめます。
展示コーナーには多彩な人形が並びますリカちゃん展の関連イベントとして、6月25日以降の毎週土日には「わたしだけのリカちゃん」が開催されます。お気に入りのドレスや小物を組み合わせて、自分だけのリカちゃんが作れるイベントで、もちろん作ったリカちゃんは持って帰れます(参加費 2,160円)。
予約は不要ですが、各日100名限定。詳しくは
公式サイトでご確認ください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2016年5月27日 ]© TOMY
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