2004年に(株)カプコンよりPlayStation 2用のゲームとしてリリースされた「モンスターハンター」。プレイヤーが「ハンター」になり、村や街で依頼を受けて、さまざまなモンスターを討伐・捕獲・撃退していくゲームは多くのファンを魅了して大ヒット。ゲームの世界に「ハンティングアクションゲーム」というジャンルを確立させました。
これまでに累計1億本を売り上げた「モンスターハンター」の発売20周年を記念し、体験型コンテンツを楽しめる展覧会「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」が、森アーツセンターギャラリーで開催中です。
森アーツセンターギャラリー「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」会場入口
会場は大型映像による「アニバーサリーシアター」から。
モンハンの記憶を呼び覚ますように、歴代ナンバリングタイトルの映像を振り返りながら、一気にモンハンの世界に突入します。
「アニバーサリーシアター」
続く「武器プロジェクション」では、自分の選んだ武器が手に取れるような大きさで目の前に出現。
「モンスターハンターワールド:アイスボーン」に登場する26モンスターから生産される14武器種の中で、合計277種類の武器を見ることができます。
「武器プロジェクション」
武器の次は防具。「防具インタラクティブ」では、これまでに「モンスターハンター」シリーズに登場した219種類の大型モンスターから生産される防具を、タッチディスプレイで楽しめます。
「防具インタラクティブ」
またこのエリアには、ゲームで設定された原寸大サイズの再現太刀「狐刀(ことう)カカルクモナキ」が登場。 2022年に堺市にて開催された、特別展 「モンスターハンター×堺の刃物」で展示されたもので、刃長(はちょう)約2.2m、重さ約150kgというド迫力。関東では初めての展示になります。
再現太刀「狐刀カカルクモナキ」
展覧会のメインコンテンツが、歴代ナンバリングタイトルのメインモンスターが目の前に現れる「モンスター図鑑AR体験」。
最新のAR用ヘッドセット「-Meta Quest 3-」で、全16種類のモンスターが目の前に登場します。
体験時間は約6分間ですが、まさに展示室を突き破るような大迫力のモンスター。驚くべき映像体験をお楽しみいただけます。
「モンスター図鑑AR体験」
「モンスター図鑑AR体験」を楽しむ、さや香:石井誠一さん(展覧会スペシャルゲスト)
続いて、全44種類のCFB(カプコンフィギュアビルダー)フィギュアで、モンハン20年の歴史を感じることができる「モンハンヒストリーゾーン」。
壁面の「モンハンヒストリーウォール」でも、モンハンの歴史が紹介されます。
「モンハンヒストリーゾーン」
またここでは、新作「モンスターハンターワイルズ」に登場する、 ハンターの移動をサポートしてくれる乗用動物「セクレト」の等身大フィギュアも登場。こちらは本展で初公開となります。
乗用動物「セクレト」
最後は、トリックアートと造作でシュレイド城での迫力の狩猟を再現する「黒龍襲来」。 禁忌モンスター・黒龍ミラボレアスも、一部が立体で制作されました。
「黒龍襲来」
公式グッズショップでは、20周年記念のオリジナルグッズもずらり。展覧会会場と同じフロアにある「THE SUN & THE MOON(Cafe)」も「大狩猟CAFÉ」として、さまざまなコラボメニューが用意されています。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2024年7月18日 ]