京都文化博物館「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」会場より 小瀧千佐子氏(展覧会監修者・コスチュームジュエリー研究家)
高価な宝石や貴金属で作られていたネックレスやブローチ、イヤリングなどの宝飾品に対し、高価な素材を用いないジュエリーである「コスチュームジュエリー」に焦点を当てた展覧会が京都で始まる。
コスチュームジュエリーは、20世紀初頭に女性をコルセットから解放したことで知られるフランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレが、自身の発表した全く新しいドレスを際立たせるために女性の服飾に取り入れたことからスタート。
1920年代にはシャネルが模造パールやガラス素材のジュエリーを手がけ、それらは社会進出を果たした女性たちから絶大な支持を獲得。やがてアメリカで爆発的な発展を遂げていった。
展覧会では研究家でコレクターでもある小瀧千佐子氏の貴重なコレクションより選りすぐった約450点の作品を展示。自由にデザインされたコスチュームジュエリーの世界を展観する。
「特別展 コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」は京都文化博物館 4・3階展示室で、2024年2月17日(土) ~4月14日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円など。
京都文化博物館「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」会場より
京都文化博物館「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」会場より
京都文化博物館