メキシコ南部カンペチェ州で、古代マヤ文明の都市国家の一つ、エル・パルマール王朝の遺跡から、マヤ人が表意と表音文字を組み合わせて生み出したマヤ文字が刻まれた石積み階段がほぼ完全な状態で見つかった。
発見者は米アリゾナ大の考古学者で、エル・パルマール調査団長の塚本憲一郎さん。米ナショナル・ジオグラフィック誌やメキシコ国立人類学歴史学研究所の援助を得て、今年2月までに地中に埋まっていた石積みの階段を掘り出すことに成功した。
刻まれていたマヤ文字によれば、ピラミッド神殿は西暦726年に建設された。エル・パルマール王朝の西暦250~900年ごろに栄えたとみられている。
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毎日jp