サントリー美術館「京都・智積院の名宝」会場
京都・東山に建つ智積院が秘蔵する多彩な名宝を一堂に公開する展覧会が、東京で始まる。
智積院は弘法大師空海から始まる、真言宗智山派の総本山。高野山中興の祖といわれる興教大師覚鑁の法統を受け継ぎ、紀伊国根来寺山内で室町時代中期に創建。秀吉政権の下で一時衰退するも、江戸時代初期に現在の地で再興し、全国に末寺約3,000を擁する。
展覧会では長谷川等伯と息子・久蔵が描いた国宝《楓図》《桜図》など、名高い障壁画群を初めて寺外で同時公開。
さらに国宝《金剛経》、重要文化財《孔雀明王像》など貴重な優品のほか、近代京都画壇を代表する堂本印象による《婦女喫茶図》など、大切に守られてきたさまざまな作品を展示する。
「京都・智積院の名宝」はサントリー美術館で2022年11月30日(水)~2023年1月22日(日)に開催。入館料は一般 1,500円など。会期中に展示替が行われる。
サントリー美術館「京都・智積院の名宝」会場
サントリー美術館「京都・智積院の名宝」会場
サントリー美術館「京都・智積院の名宝」会場